- 川崎市南部地域に位置する総合病院として、地域住民の保健と健康づくりに貢献する川崎社会保険病院。医療安全と情報公開を基本方針とする山本泰久院長が、同病院が果たすべき役割や求めるドクター像について語る。
- 社団法人全国社会保険協会連合会
川崎社会保険病院
院長 山本 泰久
それが社会保険病院の変わらぬ使命

疾病の予防と、健康の保持増進への寄与
それが社会保険病院の変わらぬ使命 |
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厚生労働省と社会保険庁が健康保険制度の普及発展のために全国に設置した社会保険病院の使命は、国民の保健・健康に寄与することにあります。
当院は急性期病院としての役割も果たしていますが、予防と早期発見のための機関として大きな役割を担っています。
当院では、禁煙指導、栄養指導などによる予防、健康管理センターでの検診と発見、そして疾病が疑われる場合には診断、治療を行っておりますが、慢性期についても引き続き治療できる体制が整っています。
具体的な施設としては、緩和ケア病棟、介護老人保健施設、神奈川県にはまだ少ない回復期リハビリ病棟などを擁しています。病気の予防からはじまり、あらゆる段階をカバーできることが当院の大きな特徴といえるでしょう。
現在、社会保険病院は社会保険庁から独立行政法人RFOに移管され、RFOの委託を受けた社団法人全国社会保険協会連合会が病院運営を行っています。今後、経営母体が変わる可能性がありますが、病院の存続と使命については何ら揺らぐことはありません。
昨年の4月、私が院長に就任した際、医療安全と情報公開を基本方針に据えました。
情報公開という側面では、管理職と職員、それぞれが考えていることがお互いに理解できていないとの意見がありましたので、管理職や職員が意見を交換できる場を設けました。
病院と患者さんとの間の情報公開についても新しい試みをはじめました。苦情も含めた患者さんのご意見を広く受け付け、それに対する病院の見解や改善策を書き添えた用紙を病院の玄関に掲示する取り組みをしています。
ただし、患者さんの要望は無条件で受け入れるということではなく、最近問題になっている暴力的な言動に対しては果敢に立ち向かわなければならないというのが私の方針です。
暴力的な言動は、医療安全を脅かし、患者さん自身に悪影響を与える場合も多々あります。そのような行為に対しては、自分の診療に信念と自信を持ち、勇気ある行動をとるよう職員に話しています。
当院で求めるドクターは、知識と技術、経験を持っていて、その上でなおかつやる気のある方。そして、向学心を持ち続けているドクターです。
社会保険病院は全国に53あります。本部の社会保険協会連合会では、ドクターのスキルアップのための催しを実施しており、 当院ではドクターがセミナーに参加することを積極的にバックアップしています。
また、当院の緩和ケア病棟は、現在専門医取得のための認定施設申請中なので、将来緩和ケアの専門医を取得したいと考えているドクターにも大きなメリットがあるでしょう。
病院内に意見を提案できる環境が整っていることも魅力だと思います。例えば、設備を導入したい、自分の打ちこみたい診療内容に特化したいという希望があれば、できる範囲で希望に添うようにしています。
川崎市は、当院がある地域一帯を保健健康ゾーンにしようとする計画を進めています。当院が果たすべき役割は今後さらに大きくなります。私たちと共に、地域の保健・健康を担えるドクターにぜひいらしていただきたいと思っております。
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