女優 島田陽子さんと語らう[夢対談]前編
女優 島田陽子さんと語らう[夢対談]

夢への想い
―医療ビルを持つという夢を実現した岡野さん、理想の診療を目指し千葉眼科を開業した千葉先生、女優になるという夢を叶えている島田さん。夢を持つようになった経緯や、夢への想いについてお聞かせください。

岡野 所有していた土地が区画整理事業地になったことが医療ビルを設けることになったきっかけです。地権者等で構成される市弁天土地区画整理審議会の会長を委嘱されたこともあり、区画整理を成功させて地元の活性化を図りたい、地元の役に立ちたいという気持ちが強くありました。それには医療ビルが最適でした。また、幼い頃は病弱で、母に連れられてあちらこちらの病院を何軒も掛け持ちで通院し、子ども心に病院が一カ所にまとまっていれば便利だと思ったこともベースにあります。
千葉診断や治療を進めていく際には、今まで出会った患者さんから教えてもらった経験を目の前の患者さんの診療に生かします。ですから、臨床医にとって一番の先生は患者さんです。勉強させてもらった患者さんに恩返しをし、さらに勉強させてもらいたい、そう思ったことが開業を目指したきっかけです。また、病気と心は密接に関係しています。一人ひとりに時間をかけた診療を行い、患者さんとじっくり話をして、心の痛みや不安を取り除きたいと思ったことも開業の道を選択した大きな理由です。
島田私の場合は、どうしても女優になりたくて入った道ではないので、夢を持ち、それを実現したお二人とは状況が少し違うかもしれません。実際、20代後半までは女優の仕事に違和感を覚え、悩んだりしていましたから。でも、「将軍 SHOGUN」をはじめ海外の仕事が増えていくなかで自分の可能性というものに自信が持てるようになり、その頃から女優は私にとって大切な仕事になっていきました。今では天職だと思っていますし、自分の命がなくなるまで、こうして女優の仕事を続けることが夢です。ですから、私はまだ夢の途中。ずっと夢を追いかけていきたいと思っています。
自分を支えるエネルギー
―夢を実現する過程での、あるいは現在のご自身のエネルギーは何でしょうか。
島田納得のできるいい仕事をしていきたいという情熱が私を支えています。大きな作品とか、小さな作品とかそんなことは構いません。小さな鞄を一つ持って世界を歩き、ある時はヨーロッパの、またある時はアフリカの作品というように、神出鬼没にいろいろな国の質の高い映画に出演して、キラリと光る演技がしたいですね。潜在能力を含めて、私は自分の可能性を信じています。夢のままで終わらすまいという強い気持ちもあります。そうした思いもエネルギーの源と言えるかもしれません。
岡野とにかく生まれ育った地元をよくしたいという想いが強く、その気持ちが私のエネルギーになっていました。ビルの建設は大きな事業ですから、躊躇する気持ちがなかったわけではありません。しかし、多くの方々の協力を得て、前に踏み出すことができました。
千葉開業を実現させたエネルギーも、今の私にエネルギーをくれるのも患者さんです。緊張した表情で診察室に入ってきた初診の患者さんが、診察をするなかで、病気に対する不安が払拭され、緊張が解けていくのが手に取るように分かる瞬間があります。そのような患者さんの姿を見ることが生き甲斐であり、毎日はその喜びの繰り返しです。
夢を叶えるために大切なもの
―夢を実現するためには、誰もがさまざまな困難に直面します。困難を克服するためには何が必要でしょうか。
岡野前例があまりない頃に医療ビルに取り組んだので、日本メディカルシステムパートナーズさんという専門家のサポートがなかったら夢の実現は難しかったでしょう。ドクターの紹介をはじめ、どのような土地が医療ビルに適しているのかなど実に的確なサポートをいただきました。専門的なノウハウは夢を実現するには欠くことのできないものでしょう。
千葉専門家のサポートが不可欠なことは私も同感です。ドクターは治療に関してはプロフェッショナルですが、事業主としては素人です。しかも、多くのドクターは勤務医と平行して開業の準備をしなければなりません。日本メディカルシステムパートナーズさんのような専門家の支援がなければ開業準備をスムーズに進めることは難しいのではないでしょうか。そして、夢を実現するためのもう一つの大きな要素は、家族の理解です。私の家内も眼科医で、今では二人三脚でクリニックを運営していますが、開業を検討する際に家内が「やってみましょうよ」と背中を押してくれたので決断することができました。
島田誰かの理解や支えがあってはじめて何かが成し遂げられるというのは、私も同じ考えです。今までに困難なことも経験しましたが、そのなかで気付いたことは、どんな状況にあっても、自分の可能性を見いだしてくれる人は必ず現れるということです。
岡野確かに、夢を実現するためには、自分を支えてくれる人の存在が必要です。ビルには私のアイディアが生かされていますが、自分の理想を形にすることができたのも私の思いに共鳴してくれる方々がいてくれたからこそと思っています。
千葉大きな目標をクリアするためには、専門家の支援、そして家族、なかでも配偶者の全面的な理解や協力は本当に大切ですね。
島田自分が抱いている理想を実現するためには、自分の信じる道をたった一人で切り拓いていくしかありません。けれど、高い志とまっすぐな心を持って、一生懸命に前に進んでいれば、自分を支えてくれる人に必ず出会えるはずです。だから私は、その出会いを得るためにも立ち止まることなく歩んでいきたいと思っています。


プロフィール
島田陽子(女優)
島田陽子(女優
19歳でデビュー以来、映画やテレビドラマに多数出演。米国の「将軍 SHOGUN」など海外作品への出演も多く、国際派女優として高い評価を得ている。現在は、女優として精力的な活動を続ける一方、軽井沢の別荘で、自然や文化、芸術に触れるスローライフを愉しんでいる。
KMビルオーナー 岡野正義
KMビルオーナー 岡野正義
1990年に医療ビルを目指し「KMビル」を建設。ライオンズクラブ国際協会の元地区ガバナー、(財)千葉県アイバンク協会副理事長の他社会福祉法人の役員、千葉駅北口を美しくする会代表など、社会奉仕活動にも積極的に取り組んでいる。
千葉眼科 院長 千葉次郎(医学博士)
千葉眼科 院長 千葉次郎(医学博士)
千葉県茂原市にて、江戸時代から続く眼科医の家系に生まれる。千葉大学医学部卒業後、同大学医学部講師、国立千葉病院眼科を経てドイツに留学。帰国後、国立習志野病院眼科医長などを務め、1994年に岡野正義オーナーのKMビルにて千葉眼科を開業。